探偵ブログ

探偵の眼力

どんな職業でもその道のプロとなれば、それぞれ次第次第に見る目が養われるものです。店員さんの場合ですと、冷やかし半分のお客様かどうかは店に入った時点で判断出来るはずですし、お医者さんでしたら、一目患者さんを見ただけでだいたいの悪いところが判るのではないでしょうか。一目で判ると言えば易者さんがその代表格でしょう。なぜそんなことまで知っているの?といつも感心してしまいます。かくいう私達探偵の世界にも似たようなことが言えます。初対面のご依頼主がどんな相談をされようとしているのかは大体、一目で判ります。逆にいちいち相談内容に驚いてばかりでは仕事になりません。でも、そうなるまでにはそれ相当の経験や訓練があってこその代物で、昨日きょう騒いだからといって身に付くものではありません。かくいう私も未だに未熟者ですが、その昔、若いころはそのまたさらに未熟者でしたので他人のことはお構いなし、自分のことだけで精一杯、ご依頼主のことなどまるで判らず、逆にご依頼主がこちらの気持ちを察してし
まう有り様でした。慌てふためき額には脂汗をかきながらそれでも一生懸命になっている私に同情して、一体、どちらが相談者なのかわからないような状態のまま仕事をいただいておりました。そのたびに上司に叱られっぱなしだったのは言うまでもありません。そんな未熟者の私でも気のせいかここ数年でようやく半熟程度になってきたような気がします。未だに中身は空っぽですが年のせいか外見も落ち着いたように見えるせいなのか、不思議とご依頼主の言わんとすることが判りだしたような気がします。まあ、今までにこれだけたくさんのご相談を承ってくれば当たり前といえば当たり前の話ですが。若いころは仕事に対してただ我武者羅なだけでしたが、経験を重ね年とともになんとなく丸みを帯び、安心して話せる雰囲気を知らず知らずのうちに醸し出すようになってきたのかも知れません。目は口ほどに物を云いますが、阿吽の呼吸のようなものが少しは身についたのでしょうか。それでも未だ半熟者に過ぎない私の修行に終わりはないようです。

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