探偵ブログ

探偵の人生とは?

探偵という職業は、テレビや映画のイメージのように一見、派手な仕事と思われがちのところがあるのではないでしょうか?しかし、現実の探偵業は、全く違い、非常にリスクの高い、厳しい、かつ、こつこつと地味な仕事なのです。チャンスは一瞬で結果が全てのリスクの高い職業です。その割には、この職業のイメージは残念なことに、世間様から、不透明で何をしてるかわからない、怪しい職業とか、社会的地位も、名誉も無いとか言われでおります。探偵は死してしかばね拾うものなしなのでしょうか?本当に残念でなりません。ところが不思議なことに、いざ困ったときは必ず必要とされるのが探偵業のビジネスなのです。普段はそういった評価でも、困った時には、頼りにされ、その時だけは「探偵しか頼りになるところはございません」「この仕事に感謝します」などのお言葉を頂く不思議なお仕事なのです。弊社も、その困った方の手助けがしたいという思いを大切にすべく、この仕事に正義感と誇りを持ち日々業務に当たっているのです。私は世の中の舞台裏を見続けて30年以上、この業界で様々な経験を積んでいます。しかし変わり行く時代背景による新たな事案に常に対応できるように今も、常に勉強して行かないとならないのです。振り返ってみるとこの探偵業界も10年スパンで、あらゆる事が大きく変わっているように思えるのです。30年前には携帯もパソコンも普及していなかった時代でした。証拠収集のカメラもフイルムでしたが、現在は、デジカメに変わり、他の探偵機材なども一通りデジタル化がすすみ、報告書作成はワープロからパソコンに変わり、待機・追尾車両も音の静かなハイブリッド車や、電気自動車に変わり、一般の方もGPSを使う時代になり、またSNSによる情報収集など調査方法や事案内容なども日々変わりつつあるのです。その一方で、法的な角度では約10年前に探偵業法が施行されたり、更に個人情報保護法、ストーカー法、不正競争防止法などざまざまな分野で法整備が進みました。探偵業者はその中で各種法令及び探偵業法を順守し業務を行う事が義務付けられたのです。30年経験した私の今後の目標をお話しするとしたら、変わり行く時代の中で、より一層の社会貢献をする為に、諸外国の立法例を基にアメリカやヨーロッパなどと同様に、いつか探偵業が免許制(国家資格制)になる事を望みます。そして、その中で、この職業だけに、何らかの一定の権限を頂く事ができたら最高なのになあ、と日々思っております。

同窓会に行った妻の不審な行動!浮気調査で明らかに

同窓会をきっかけに浮気疑惑が出てきたというケースはよく聞きます。 緊張感を持って働いている社会人が、久しぶりに会う級友につい心を許してしまう気持ちはわからなくもありません。 もし同級生が、当時とは比べ物にならないほどの変貌を遂げていたとしたら、周りからの興味・関心を引くのは無理もありませんね。

今回は、同窓会をきっかけに浮気された男性のお話をご紹介します。 (弊社へのご依頼案件ではありません。体験談を元に、フィクションを交えて構成しています。)

ダイエットできれいになった同僚と結婚

私と妻の出会いは職場恋愛でした。私が社会人4年目の時に、妻が新卒で入社し、たまに仕事関係の電話でやりとりをしていました。 妻は入社当初、ぽっちゃり目の体型で、やせ形の女性が好みの私は恋愛対象としては全く考えていませんでした。

ところが、一念発起してダイエットを始めた妻は、ジムに通ったりランニングを続けたりして減量に成功したのです。 妻は見るたびに痩せていき、流行のファッションを見事に着こなすまでになりました。 私は徐々に女性として意識するようになり、1年の交際期間を経て結婚しました。

同窓会へ行った妻

妻は会社を辞めて専業主婦になり、結婚2年目を過ぎた時のことでした。 車で2時間ほど離れた妻の実家近くで中学校の同窓会があるそうで、成人式以来だからぜひ行きたいという妻のリクエストもあり、私は快く送り出しました。これがすべてのはじまりでした。

夜の営みを拒まれるように

同窓会はとても楽しかったようでした。 嬉しそうに語る妻を見てよかったな、と安心していたのですが、しばらくたつと妻は夜の営みを拒むようになりました。だんだんと回数が減っていき、3ヶ月経つ頃には完全にセックスレス状態に陥りました。

このままではよくないと思い、妻に話し合おうと提案しましたが、「とにかく嫌なものは嫌なの!」と言うばかりで話し合いにもなりませんでした。 そればかりか、スマホのロックの解除方法を暗証番号から指紋認証に知らぬ間に変えていたのです。浮気を疑わずにはいられませんでした。

いけないとはわかっていながら、妻が寝ている間に指紋認証でロックを解除し、スマホの中を見てみました。 メッセージ機能を見たところ、完全に黒でした。「大好き」「○○君と結婚すればよかった」など、私に対する裏切りの言葉が並んでいました。 メッセージのやり取りが始まった時期と会話の内容から、同窓会で出会った男が相手だとすぐにわかりました。

浮気調査で得た、動かぬ証拠

妻に裏切られた私は、今までのように愛情を持って接することはとてもできないと思い、離婚を決意。 メッセージの内容から察するに相手の男とは自宅で逢瀬を重ねていたようです。 探偵事務所に依頼して一週間、浮気調査をしてもらうことにしました。

事態が動いたのは調査開始から3日目のことです。自宅に男が来訪したところを探偵の方が写真に収めてくれました。 そして約3時間後に妻と男が自宅から出てきて駅まで手を繋いで歩いていく姿、別れ際にキスをする姿も撮影してくれました。 その後、相手の男を自宅まで追いかけたところで調査を終了。

妻にこれらの証拠を突きつけると、あっさりと浮気を認めました。 相手の男はやはり妻の同級生で、仕事をきっかけにこちらに転居してきたようでした。 子どものころから肥満体系で異性には見向きもされなかった妻が、ダイエットに成功し同窓会でちやほやされて、舞い上がってしまったようです。

離婚に向けた準備

現在は、自宅の荷物をまとめるなどして、離婚準備を進めています。 妻は泣いて謝るばかりで話し合いにならないので、義両親を呼んで話し合い中です。 相手の男にも慰謝料を請求するため、探偵事務所の人が紹介してくれた弁護士を通じて内容証明郵便を発送しました。 確固たる証拠を確保してくれた探偵事務所の方には感謝しています。

同窓会をきっかけに出会って結婚したケースもあれば、浮気のきっかけになり離婚してしまうケースもあるのですね。 相手の男性も長い年月を経て見た目が変わり、当時とのギャップがある女性につい惹かれてしまったのでしょうか。

中央リサーチでは、広島をはじめ全国での浮気調査を承っています。 浮気問題でお悩みの方は、どうぞご相談ください。

不倫相手の奥さんに証拠を掴まれた!いまも残る後悔の念

人生において失敗は付き物。 後になって考えれば何故あんなことをしてしまったのかと反省することもひとつやふたつあるものでしょう。

今回ご紹介する例は、不倫関係からある男性の人生を大きく変えてしまった女性の痛い思い出です。

仕事と恋、充実の時期

私は30歳でバーの経営をするようになりました。 元々結婚願望がないタイプで、自分の力で逞しく生きていく事ばかり考えていました。 商売は面白く、私には天職のように感じられました。

そんな充実した毎日でしたが、ある日、感じの良い男性客の熱い視線が自分に向けられているのを感じました。

その人は4歳年上の34歳。 家庭のある人でしたが、結婚を考えていない私には、家庭のあるなしは問題外。

私達が男と女の関係になるのに、そんなに時間はかかりませんでした。今の自分の気持ちと彼の気持ちが全てで、彼の家庭や奥さんの気持ちなどは一切考えられませんでした。

彼の様子が変わる!?

2年程付き合った頃から彼の態度に変化が見られました。 時々暗い顔をすることがあったかと思うと、急にテンションが高くなるなど、「なんか変だな」とは思いましたが、あまり気にとめてはいませんでした。

そんなある日、一人の女性から店に電話がありました。 「私、○○の妻です。今、あなたのお店のすぐ近くです。会ってお話できるでしょうか?」

私は驚きと同時に、自分の胸の鼓動が激しくなったのを今でも覚えています。

店の近くの喫茶店で待ち合わせをして奥さんと会いました。 奥さんは意外と冷静で、私に罵詈雑言を浴びせるようなことはありませんでした。 以前から夫の様子がおかしいので探偵会社に調査を依頼して、私という女がいることが分かったということでした。

「いつから付き合っているのですか?」 「どちらから誘ったのですか?」 「○○へ二人で旅行しましたよね?」 など立て続けに質問されました。

私は奥さんから彼を奪いたいなどという気持ちは毛頭ありませんでしたから、なるべく彼の不利になるようなことは言わないでおこうと思い、誘ったのは私からで、たまに会う程度、今はもう付き合っていないなどと嘘をつきました。 そしてもう二度と彼とは会わないと奥さんに伝えました。

小一時間程で奥さんは帰っていきました。 私はこの時点で彼との別れは覚悟しましたし、できるだけ穏便に治まることを願っておりましたが…。

治まらない奥さんの怒り

その後は当然彼からの連絡はありませんでしたが、奥さんの怒りはこんなものでは治まらなかったようです。 連日、店の忙しい時間帯を狙った無言電話が続いたり、電話に出た従業員が脅迫めいたことを言われたりもしました。内容は「その店は呪われている」などと…。

堪りかねた私は、気の強さもあり反撃に出ました。 彼の家に電話し、奥さんに「あなたの夫とはもう何も関係がないのに、いい加減に嫌がらせを止めないと、こちらにも考えがある。店は私の子どもと同じ、それを攻撃するなら、こちらもあなたの子どもを攻撃する」と言いました。 酷い言葉だとは思いますが、当時の私は店を守るためにはこんな言葉も言える女でした。

その後はピタリと嫌がらせ電話は止まりました。

後に聞いた彼の消息

そして時間が経過。 彼の思い出も薄らいできた頃、彼の仕事関係の人から彼の消息を知りました。

奥さんの怒りは、私への分も全て自分の夫に向かったようです。 彼の会社の社長に自分の夫の夜遊びや不倫問題を訴えたのです。そのことによってかどうかは定かではありませんが、彼の不正行為(業者との癒着)まで発覚し、営業部長から一介の平社員に降格になり、地方に飛ばされたということでした。 離婚はしなかったそうです。

バカな私は何も知らず一人の有能な男性の人生を大きく変えてしまいました。不正行為も、私とのデート代や私の店を応援するために必要なお金だったのかもしれません。 今はただ心の中で「ごめんなさい」と謝るばかりです。

体験談を寄せていただいて、ありがとうございました。 不倫の代償は大きいものです。時には人生を台無しにすることも少なくはありません。 そんな中で彼が離婚までは至らなかったことは不幸中の幸いです。大人の心は傷つきましたが、彼の子どもたちにとっては良かったかもしれませんね。

人生をより早くリセットするためにも、探偵会社に依頼した奥さんの行動は勇気ある行動と言えるでしょう。 人生は何度でもやり直しが可能なのですから。

朝寝坊の探偵

何も好き好んで朝寝坊している訳ではありませんが、どうも世間一般からは、探偵は夜行性、日が暮れてから活動する不健康な怠け者というふうに見なされているようです。ひどいのになると、夜行性を飛び越えて毎日明け方まで場末のバーかどこかで「飲んだくれているらしい」というあらぬ噂まで飛び交います。私などの年齢ともなりますと、いつの間にか、早寝早起きが習慣になってしまいましたが、確かに若い頃は昼過ぎまで寝て夕方から活動という生活スタイルだったように記憶しております。仕事仲間の後輩探偵とは毎日のように連絡を取り合っていますが、私はいつも恐る恐る後輩に電話をします。別に後輩に借りがあるわけでも何もないのですが、早起きの私が朝寝坊の後輩に午前中に電話をかけようものなら、どっちが先輩だか後輩だか分からない位にその機嫌の悪さは半端ではありません。だから気の弱い私は、緊急連絡以外はなるべくメールで済ませるように心掛けています。でも後輩探偵の朝が弱いというのには、ちゃんとしたれっきとした理由があるのです。

朝寝坊探偵を庇う訳ではありませんが、現場の調査員は皆大抵レポートをたくさん抱えています。いえ、レポートに追われていると言った方が正しいでしょうか。久々に早く調査を切り上げ、ほっとしたのも束の間、すぐにレポート作成から写真(あるいは映像)の処理やらが待ち構えています。一方、ご依頼主様はといいますと皆様、今か今かと報告書が出来上がるのを、首を長くして待っておられます。催促などは当たり前で、中には待ちきれずに作成途中の中途半端なレポートを持って帰られる方もおられます。とにかく、調査が完了してから報告書締め切りまでの間が調査員にとっての戦争状態なのです。徹夜作業の末、ようやく締め切り間際に完成した報告書。ご依頼主様は大切そうに報告書をカバンに収め帰って行かれます。とりあえず役目を果たした調査員は煤けた顔をして我が家にたどり着き、食事もお風呂もそこそこに、死んだように爆睡です。そうしてまた、緊急電話やらメールやらで、叩き起こされ調査現場へと向かう後輩探偵なのです。

「あの男は子供がいる!」一目で見抜いた祖母

若いときの恋愛は盲目になることもあります。

気持ちばかりが先走り周りが見えないばかりか、恋愛相手の本質まで見えていない場合も多いのです。

今回ご紹介する例は、ご家族のおかげで最小限の被害で済んだ女性の経験です。(一部フィクションを交えています。)

19歳、初めての一人暮らし

私は地方の高校を卒業後、縁あって大阪の会社に就職しました。

私の両親は離婚したため父方の祖母が母親代わりとして育ててくれました。 そんな祖母から離れ、初めての都会での一人暮らし。不安と期待でいっぱいの新生活が始まりました。

会社に入って間もなく、関連会社に勤める男性と知り合いました。彼は7歳年上の26歳。今思えば、彼は女心を掴むような言葉をさりげなく言えるような人でした。

19歳だった私に「おとなになったら、お嫁さんにしてあげるからね!」なんて言うのです。大人の女性なら「偉そうな男!」と反発したくなるような言葉でも、若くて世間知らずだった私はときめきを感じました。

「彼氏ができたら連れてきなさい」という祖母の言葉

「彼氏ができたら連れてきなさい」と普段から祖母は口癖のように言っていました。その言葉通り彼と付き合い始めてから数か月後、私は彼を紹介するため祖母の家に彼と二人で帰省することにしました。

祖母の家に帰ると、姉妹のように育った父の妹(叔母)が生まれたばかりの赤ちゃんを連れて、祖母と待っていてくれました。 彼を紹介し、とりとめのないことを談笑しながら、私は叔母の赤ちゃんを抱かせてもらいました。まだ首もすわっていない小さな赤ちゃんを抱くのが怖くて、ぎこちない抱き方をして笑われてしまいました。

叔母が何を思ったのか「Tさん(私の彼)も抱いてみる?」と聞きました。私は驚きましたが、彼は「いいですか?」と言って叔母の赤ちゃんを抱いたのです。 「Tさん抱き方上手いね。Y子(私の名前)よりずっと上手」と、叔母。 そこに祖母の鋭い言葉が…。「Tさん子供がいるの?」

祖母の思いがけない言葉に驚きましたが、「そんなはずないでしょ!」と私は即座に言い返しました。 彼も「いいえ、いません」と答えました。

祖母の言葉は当たっていた!

祖母は時々きつい冗談を言うような人だったので、私は気にしていませんでした。 ですが、大阪に戻ってからも祖母は電話で「あの男は絶対子供がいるはずよ。子供がいるということは結婚もしているから、付き合うのはやめなさい」と言うのです。 そんな根拠のないことを言われても納得できるはずがありません。「そんなことないって!」と私は祖母に反発しました。 「それなら、○○(叔父)に言って調べてもらうよ」と祖母が言いました。 私は「勝手にどうぞ」と言いました。

叔父が経営する会社は、時々調査会社を利用することがありました。その調査会社が私の彼についても調べることになったようです。

数日後、彼のことが分かりました。 彼は21歳で結婚、現在2人の子供がいる父親でした。その他、出身地や現住所までしっかり書かれた報告書が届きました。

急激に冷めた心

祖母の目は確かなものでした。 私は今までの彼への気持ちが急に冷めていくのを感じました。結婚の約束をしていたわけでもないし、だまされたとは言えないかもしれませんが、彼が嘘付きだったことは確かです。

すぐに、私は彼と別れました。 「もう顔も見たくない」これが正直な気持ちでした。祖母にも「もう別れたから、心配しないで」と伝えました。

今思うと、恋愛に舞い上がって盲目になっていたのだと思います。 叔母や叔父、そして調査会社にはお世話になりました。 そして何より、祖母の愛情が私の目を覚ましてくれたのだと、心から感謝しています。

凄いですね!やはり「年の功」です。そしてお孫さんであるあなたへの深い愛情を感じました。 周囲の人々に守られているあなたは幸せ者です。嫌な体験はしましたが、最小限の被害だったと言えるでしょう。

不倫で人生がめちゃくちゃに 代償はあまりに大きかった

不倫はリスクの大きい恋愛

浮気調査は、最も多いご依頼のひとつです。

人はなぜ、いけないとわかっていても不倫してしまうのでしょうか。 好きになるとと周りがよく見えなくなり、スリルが余計恋を燃え上がらせるのかもしれません。

しかし、ばれてしまえば一大事です。 今回は不倫をした若い女性のエピソードをご紹介します。

たった数ヶ月のことで人生を棒に振ることになってしまった体験談です。 (実話をもとに一部フィクションを交えています。)

普通の女子大学生への甘い罠

この悪夢が始まったのは私が大学生の時でした。 大手メーカーに就職も決まり、残り少ない大学生活を謳歌しようと、小さな建設事務所でアルバイトをしていました。

社長と従業員のおじさん2人のアットホームな環境でした。単身赴任で寂しいから、と社長はよく食事に誘ってくれました。

最初は遠慮していたものの、大学生ではとても行けない豪華なディナーにつられ、ついつい誘いに乗るようになっていきました。

奥様来襲

ところが、そんな幸せは長くは続きませんでした。 クリスマスが過ぎ、年末も近づいた寒い日のお昼過ぎことです。

私は仕事終わりに来る予定だった社長のために、夕食の下準備をしていました。ピンポーン、と部屋のインターホンが鳴り、モニターを覗くと年配の女性がいました。 一瞬、母かと思いましたが、よく見ると違います。 新聞の勧誘などでもなさそうなので、通話ボタンを押しました。

「はい、どちらさまですか?」

「○○の妻です。話し合いに来ました。」

○○とは社長の苗字です。

一瞬遅れて、社長の奥様だと理解すると、頭がパニックになり、思わずモニターを切ってしまいました。

すると、アパートの扉をドンドンと叩きながら、「開けてください。主人と浮気をしていたのはわかっています。あなたの意向を伺いにきました。」と、大声を出されてしまったので、慌てて扉を開けました。

不倫の証拠を掴まれる

奥様は高級そうな毛皮のコートを着たまま、部屋に上がると、いつもは社長が座っている椅子へ腰かけました。

「慰謝料500万円を請求します。」

そう静かに言うと、手元のカバンから写真を4枚取り出しました。

私がアパートの扉を開けながら社長とキスしている写真、社長をアパートに招き入れる写真、また別の日に手を繋いでいる写真、ホテルへと入っていく写真。

それは明らかにこの一週間の私たちであり、不倫現場の写真でした。全く気付きませんでした。

まるで写真週刊誌にスクープされたようでした。震える手がその写真を受け取りましたが、きっと元データは別にあることはわかっていました。

「…そ、そんなお金ありません。」

「そうですか、ではこの写真は好きに使わせていただきますね。」

「ちょっと待ってください!私たちは…私と社長は本当に愛し合っています。」

「はいはい。」

「たとえその写真をバラ撒かれたとしても私たちは別れません!奥様こそ、離婚してください!」

どうせ大学に撒かれたとしても、あと少しで卒業するのだから関係ないと強気に出てしまいました。 そのくらい社長のことを好きでした。

奥様は冷めた視線で私を一瞥すると、早々に帰っていきました。

奥様の報復で何もかもが崩れ去る

なんだか私は勝ったような気分になって、社長に電話をしました。しかし、電話は繋がりませんでした。

仕事が忙しいのかと思っていましたが、夜になっても社長は来ず、もう一度電話をしてみると、「現在使われておりません」と携帯が解約されていました。 翌日、事務所を訪れましたが、社長は出てこず、別の従業員さんに追い返されてしまいました。 そこで私は初めて社長に捨てられたのだと気付きました。

しばらくは毎日のように泣いていました。そして、社会人になってもっといい男を捕まえるぞ!と気持ちを切り替えた矢先、就職予定の企業から電話があり、内定が取り消しとなりました。 採用先に不倫がばれたのです。

私は内定先を大学にも伝えていなかったので、まさかこんなことが起こるとは思いませんでした。

さらに実家にも伝わり、母から怒りの電話がかかってきました。 私の身辺調査をした、おそらくプロの探偵が内定先や実家などすべて調べ、奥様が私の不倫写真とともに暴露したのでしょう。 冷や水を浴びせられたようでした。

不倫の代償は大きかった

その時になって、やっと我に返ったのです。 人のものを盗ってはいけないなんて、幼稚園の子どもでも知っていることです。

あんなオジサンのために就職先を、未来を、棒に振るなんて、なんて馬鹿なことをしたのだろうと、何度も悔やみました。

結局実家にも勘当され、今はフリーターとしてなんとか生計を立てています。 就職しようとしても奥様が邪魔をしてくるからです。

周りには誰一人として怪しい人なんていないはずなのに、常に監視されているようで、就職しようとしても、彼氏ができそうになっても、引っ越しをしても邪魔をされます。

いったいこの状況は、あと何年続くのでしょうか。

探偵の調査力

今回は調査のターゲットになり、かなり厳しい状況に陥ってしまった方の体験談でした。

このように、浮気調査というのはターゲットに見つからずいつの間にか証拠をおさえてしまうものなのです。探偵の調査はプロの仕事なので、素人に見破られるということはまずありません。

探偵の正体

探偵は、なかなか表舞台に立つことのない職業ですから、テレビや映画の影響かどうか世間一般では一匹狼とか、とかく得体の知れない輩と見なされることが多いようです。出来ることなら田村正和とまでは言いませんが、大泉洋のように決めるところは決めるというようなイメージを持たれたいものです。でも私が知る限り、本物の同業(探偵)は残念ながらテレビのような皆様の期待とは裏腹に善人の集まりなのです。私みたいに週末になると夜な夜な街をうろつき、飲んだくれている私は例外として、他は真面目です。私からすれば皆、付き合いの悪い面白くもなんともない真面目人間です。家に帰れば立派なお父さんですし、年老いた実家の親を心配する家族愛の強い人達ばかりなのです。それどころか、近所の〇〇さんのことや遠くははるか中東の国々のことまで悲しんだり心配したりする心優しい人達なのです。つまりは、お世話好きというかおせっかいなのかも知れません。言い過ぎかも知れませんが私を除けば皆、人様を助けたい、お役に立ちたいという精神に溢れた者ばかりなのです。でも、職人かたぎの探偵は照れ屋でひねくれ者というか、頑固というか、仕事に、こだわりがあって人の意見に従わない我が道を行くタイプが多いように思います。屁理屈をこねては相手を困らせてみたり、何かと一言多いものですから周囲から煙たい嫌われ役として存在感を発揮しているようです。人はいざという時にその本性を現すとよくいわれます。先の東日本大震災の時、ある探偵仲間の一人が一時所在不明になりました。とうとうあいつも行方知れず?かと、皆で噂をしていた矢先、ひょっこり彼は戻ってきました。聞くと彼は詳しくは言いませんでしたが、出張で浮気の調査をしていたとのこと。なかなかしっぽを出さないので予定外の長期になってしまったと言います。でも後で情報通から、彼が震災のボランティアに行っていたという事実を知りました。ほんの僅かな義援金位で吹聴していた私は自身の恥ずかしさと同時に、彼のような人と知り合いでいれる自分が誇らしくも思えました。そんな彼ですが、相も変わらず憎まれ口をたたきながら今日も調査に励んでいます。

不倫とストーカーの多角関係!代理で依頼した素行調査

探偵事務所では、依頼者の秘密は厳守いたします。 もちろん、依頼内容以上のプライバシーを詮索するようなこともありません。

ですが、やはり「自分のことを直接探偵に相談するのは恥ずかしい」「依頼したことが家族や知人に知られないか心配」という方もいらっしゃることでしょう。

今回は、代理の方が調査依頼をしたという例をご紹介します。 (弊社へのご依頼ではありません。一般の方からいただいた体験談を元に構成しています)

恩人とも言える男性の不倫

私が探偵事務所を利用したきっかけは、私が以前からお世話になっている、言わば恩人ともいえる方(Aさん)から頼まれたことによります。

ややこしい話なので順を追ってお話したいと思います。 その頃私は、バーを経営しておりました。

そのバーを開店できたのは、Aさんが持っていた店舗(居抜き)を破格の安さで、貸してくれたお陰でした。貸してくれたというだけでなく、毎日のように来店してくださり、売り上げにも協力していただきました。

Aさんは50代後半の温厚な紳士。若い頃は真面目で中年以降に遊びの面白さを覚えた、遅咲きタイプの男性です。 そんなAさんが、よく女性同伴で来店されるようになりました。その女性(Bさん)は、20代の後半で、某有名旅行会社に勤務するOLでした。Aさんは仕事柄接待旅行が多く、いつも利用していた旅行会社でBさんと知り合い仲良くなったようです。 勿論おとなの関係。傍目から見てもAさんののめり込み様は少々心配する程でした。

不倫相手の女性には別れられない元上司の男性がいた!

ある日、一人で来店したAさんが深刻な顔で私に「話がある」というのです。

その話とは、Bさんと以前付き合っていた元上司(Cさん 60代前半で既婚者)がBさんと別れてくれなくて困っている、ストーカーまがいの行動までされているということでした。

Bさんいわく、「Cさんは現在定年退職しているものの、今の上司とも繋がりがあり、あまりきついことを言えない」とのこと。

Bさんが付き合う男性の年齢の高さ(Aさんも含め)に、私はまず驚きました。 「世の中には色々な女性がいる!」と思いましたが、当然口には出せません。

代理で探偵事務所に依頼

Aさんはそこで、私が探偵事務所に依頼してCさんの素行調査をしてほしいと言うのです。何故私に頼むのかというと、「自分の名前は出したくない」と。

なるほど、Aさんの気持ちはよく理解できました。

円満な家庭もあり、社会的な信用もあるAさんです。私は快く引き受けました。

探偵事務所を探し電話をかけ、担当者と会い、私から依頼する形で素行調査を始めてもらいました。調査は1ヶ月にも及んだでしょうか。

そして衝撃の事実が分かりました。

なんとCさんには付き合っている女性が他にもいたのです! それにより、Bさん側が有利な切り札を得たのは、間違いありません。

結果がどうなったのかは、詳しくは聞きませんでしたが、その後、吹っ切れたようにAさんとBさんが仲良く来店されている様子からも、良い結果になったことは明らかでしょう。

驚きの事実は他にも!

しかし驚くべきことは、他にもあります。

Bさんはそれから1年もしない間に、20代の男性と結婚をしました。 そしてAさんとの関係もその後何年も続けたのです。

「う~ん」と唸りたくなるような気持ちですが、Aさんがそれで良いのなら、私の出る幕ではありません。

男と女の関係は他人には計り知れない複雑なもの。いくつになってもわからないことだらけです。 しかし、少なくともあの時は、探偵事務所に依頼したおかげで一応の決着を得て、それぞれの人の心の平穏を取り戻せたと考えています。

驚きの体験談でした

確かに、男と女の関係は複雑怪奇ですね。

当事者同士では解決が難しい事柄でも探偵会社を利用することで、意外とあっさり片付くこともあるかもしれません。 周囲に悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ探偵事務所の利用をひとつの選択肢としてお勧めください。