2019年04月30日
探偵依頼といえば、浮気・不倫調査や結婚相手の素行調査などが有名です。
多くの人は「探偵に頼めば何でも調査してもらえるんでしょ」と思うかもしれません。
しかし近年は、個人情報に関する取締りが強化されており、探偵業界は調査のやり方には敏感になっています。
今回は、探偵が行っても違法行為になる調査方法を解説していきます。
探偵のする浮気調査は違法行為に当たらない?
プロの探偵による浮気調査や素行調査は、合法な範囲で行われるため、違法行為には当たりません。
ただし、個人で調査をしようとすると、調査対象者から逆にプライバシー侵害だと指摘される可能性もあります。
「夫の浮気現場の写真を撮ったぞ!」と裁判に持ち込んでも、プライバシーの侵害により認められなかったり、離婚の賠償金が減額されるケースがあるのです。
違法性がなく裁判に有利となる証拠を入手するためには、プロの探偵に依頼することをおすすめします。
探偵が行っても違法行為になる浮気調査は?
探偵が行ってもプライバシーの侵害に当たる調査もあるので確認しておきましょう。
例えば、探偵員が依頼対象者の部屋や持ち物を勝手に調べると違法行為に当たります。
探偵員が無許可で住居に侵入すると住居侵入罪となり、証拠を入手したとしても、プライバシーの侵害となり裁判で認められないケースもあるのです。
尾行や張り込みをターゲットに知られると違法?
浮気の痕跡を見つけるために調査員は尾行や張込みを行います。
尾行や張り込みという業務は探偵業法で合法的な範囲で行われます。
探偵業法では、尾行や張り込みは合法の業務であると
認められているので違法には当たりません。
しかし、依頼対象者に尾行や張り込みをしていることが相手に気づかれてしまったら、ストーカー行為だと訴えられる可能性があります。
近年は、ストーカー規正法によりプライバシー侵害やストーカー犯罪が増えているので探偵員は慎重に行います。
張り込みで私有地に入るのは不法侵入罪
探偵であっても私有地に入って張り込みをすると不法侵入となり違法となります。
探偵員は、私有地には入らずに合法内で調査を進めますが、付近で待機していて、万が一警察官に職質された場合でも、「自分は探偵で調査中である」と証明すれば、逮捕されることはありません。
警察官には他の場所へ移動するように言われて、調査を続けることができます。
素人の尾行・張り込みは違法行為になる可能性大
浮気相手との関係を自分の目で確かめたいと思って、
尾行や張り込みをすると、冷静に対応できず修羅場になる可能性があります。
浮気相手とラブホテルや自宅へ入る姿を見ると怒りを抑えきれずにその場で叫んで、警察沙汰になることがあります。
証拠を掴むどころか、逆に自分がストーカー規正法の処罰対象になる可能性あるので注意が必要です。