日常に潜む迷惑行為
私どものところにご相談いただく案件で、もっとも数が多いのは浮気調査です。
ですが、実は浮気のほかにもさまざまなトラブル・迷惑行為のご相談を承っています。
世の中にはいろいろな人がいます。周囲とトラブルを起こさないよう心がけていても、思わぬところで迷惑行為の被害に合ってしまうこともないとは言えません。
今回は、中学生のお子さんが受けた迷惑行為の体験談をご紹介します。
(弊社へのご依頼事例ではありません。個人が特定されないよう一部フィクションを交えています。)
県内有数のエリート校に通うことに
私の娘は昨年中学受験をし、4月からいわゆる「エリート校」に通っています。
我が家はもともと、そのような有名校とは縁がないと思っていました。ですが娘が行きたいと言い出し、急に受験することになったのです。
ご縁あって通学するようになってからというもの、良くも悪くも嫉妬の対象になる学校であることを思い知らされています。
制服だけで好奇の的
まだ幼さが残る4月、初めての電車通学で不安だったはずです。
見慣れない制服に4月当初は好奇の目で見られ、どこの学校?と聞かれるので、学校名を答えると、その日から娘に向ける目が良い意味で一転していったと言います。
娘は「すごいね、学校名だけであんなに人って変わるの?」と驚きながらも楽しんでいるようでした。
高校生数人に絡まれる
好意的な人たちがいる一方で、娘の学校を良く思わない人達もいたようです。
進学校として有名なある私立高校は、特待生の学費を免除しています。
そして、娘の中学の卒業生がその特待枠に入学することが多いのです。
特待でない一般枠の高校生たちはそれをねたんで「金払って学校来いよ!調子にのってんな!」という暴言で娘に絡み始めたのです。
娘が座っていると、複数の高校生が取り囲み、ある事ない事を言い立てるのだそうです。
端から見ると、高校生が固まって騒いでいるように見えますが、よく話を聞いていると、その下に座っている中学生に向けて発せられていることに気が付くようです。
学校の注意勧告でも被害はおさまらず
複数の高校生が相手では大人の女性でもさすがに注意することが怖いようで、学校に匿名で注意の連絡をしている方もこっそりいるようでした。
しかし、加害者である生徒が特定できないため、学校としても全校に向けて注意勧告を行うことしかできない、ということだったようです。
その後も被害は収まらず、娘には制服と人物の特徴を観察させて、できるだけ詳しく話を聞くようにしました。
他の生徒も複数被害にあっていることもわかってきました。「○○中の制服だ!」と言って、同じ中学の生徒を完全にターゲットにしているようでした。
いざという時のための自衛策
その日から、黙って我慢ばかりしていられないので、被害の証拠を残すようにしました。ポケットに入るレコーダーを持たせ、電車に乗ったらスイッチを入れて全て録音し、後ろ姿でも良いから写真を撮るようにしました。 被害の頻度は減ってきたものの、また別の高校の生徒から被害を受け始めています。
特に怖がることもなく、登校拒否もしないで楽しく学校に通っていますが、中学生でこのような対応をさせなければならない世の中なので、この先が不安です。
様子を見つつ証拠収集を
貴重な体験談をありがとうございました。
中学生のお子さんに対する迷惑行為ということで、さぞご心配のことでしょう。
お子さんの様子を見守りつつ、いざという時のために証拠を残しておくというのは大切ですね。
私どもは、こういった迷惑行為についても対応しております。
加害者の特定や証拠収集など、必要に応じてご相談ください。