探偵ブログ

朝寝坊の探偵

何も好き好んで朝寝坊している訳ではありませんが、どうも世間一般からは、探偵は夜行性、日が暮れてから活動する不健康な怠け者というふうに見なされているようです。ひどいのになると、夜行性を飛び越えて毎日明け方まで場末のバーかどこかで「飲んだくれているらしい」というあらぬ噂まで飛び交います。私などの年齢ともなりますと、いつの間にか、早寝早起きが習慣になってしまいましたが、確かに若い頃は昼過ぎまで寝て夕方から活動という生活スタイルだったように記憶しております。仕事仲間の後輩探偵とは毎日のように連絡を取り合っていますが、私はいつも恐る恐る後輩に電話をします。別に後輩に借りがあるわけでも何もないのですが、早起きの私が朝寝坊の後輩に午前中に電話をかけようものなら、どっちが先輩だか後輩だか分からない位にその機嫌の悪さは半端ではありません。だから気の弱い私は、緊急連絡以外はなるべくメールで済ませるように心掛けています。でも後輩探偵の朝が弱いというのには、ちゃんとしたれっきとした理由があるのです。

朝寝坊探偵を庇う訳ではありませんが、現場の調査員は皆大抵レポートをたくさん抱えています。いえ、レポートに追われていると言った方が正しいでしょうか。久々に早く調査を切り上げ、ほっとしたのも束の間、すぐにレポート作成から写真(あるいは映像)の処理やらが待ち構えています。一方、ご依頼主様はといいますと皆様、今か今かと報告書が出来上がるのを、首を長くして待っておられます。催促などは当たり前で、中には待ちきれずに作成途中の中途半端なレポートを持って帰られる方もおられます。とにかく、調査が完了してから報告書締め切りまでの間が調査員にとっての戦争状態なのです。徹夜作業の末、ようやく締め切り間際に完成した報告書。ご依頼主様は大切そうに報告書をカバンに収め帰って行かれます。とりあえず役目を果たした調査員は煤けた顔をして我が家にたどり着き、食事もお風呂もそこそこに、死んだように爆睡です。そうしてまた、緊急電話やらメールやらで、叩き起こされ調査現場へと向かう後輩探偵なのです。

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