探偵ブログ

何の前触れもなく家出した母。家出人調査を依頼したエピソード

「お母さんは買い物に行ったまま帰ってこない」なんていう話を聞いたことがあるでしょうか。実際にそんなことがあったら、あまりにも突然で、家族は混乱しそうですね。 今回は、そんな話を経験された方が、家出人捜査のため探偵を利用した経験談をご紹介します。 ※実話をもとにしたフィクションです。

買い物に行ったまま、帰ってこなくなった母

中学3年生の夏休みの時、塾から帰宅すると母が慌ただしく家の中を整理していました。片付けが苦手な母が珍しく家の中を片づけているなとは思いましたが、特に気にしていませんでした。大学生の兄とテレビを見ていると母が突然、「ちょっと買い忘れたものがあったから出かけてくるね」と言って外出していきました。

夕方になっても母は帰宅せず、携帯電話を鳴らしても電源が切れた状態で繋がりません。心配になったので仕事中の父に電話すると、すぐに帰宅してきました。母はどこに行ったのか、犯罪に巻き込まれたのではないかと心配で心配で、その日の夜は一睡もできないほどでした。

翌日、警察に捜索願を出し、母が見つかるのを待つことになりました。でも正直、母が家出したのが当時の私はどうしても信じられませんでした。というのも、母は軽装で、カバン一つで出かけたからです。とても家出するような格好ではありませんでした。いつもより家の中をきれいに片づけていたのは、自分の私物を整理したからだったのでしょうか。

後になって母が通帳や印鑑、祖母の形見のブローチなど、大切にしている物を持参して出かけていることが判明しました。警察は計画的な失踪だろうと判断していましたが、私にはどうしても納得がいきませんでした。

探偵に家出人調査を依頼し、母を発見。家出した理由とは

母が失踪してから半年近くが経った頃、父が「探偵に探してもらおう」と提案してきました。貧しいわが家にとって、高額な調査費用を捻出するのは難しいはずですが、父のボーナスとわずかな貯金をはたいて調査を依頼したのです。当時はインターネットが今ほど普及しておらず、自宅にパソコンがなかったので、今のようにパソコンの履歴から思い当たる場所を探すこともできませんでした。そのような厳しい条件にもかかわらず、探偵事務所の方の尽力により、母を発見してもらうことができました。

母は、家出してから隣県に住む一人暮らしの30代男性の家で世話になっていたそうです。もともと浮気をしていたわけではなく、泊まるところがなくて公園のベンチで横たわっている母を男性が助けたらしいのです。はじめは住み込みの家政婦という名目で男性宅にいたはずが、しばらくすると男女の関係となり、今では夫婦同然の暮らしをしていると言われました。

そして、母が家出をした理由は、父方の祖母からの陰湿ないじめに対し、父が母を擁護しなかったことだそうです。近くに住む祖母と母は嫁と姑の関係でありながら良好な関係を築けていると思っていましたが、実際には、祖母が私たちに気づかれないような陰湿な嫌がらせを母に繰り返していたことがわかりました。それを父に言っても「気のせいだ」と突っぱねられて全く取り合ってくれず、「これ以上母(祖母)のことを悪く言ったら離婚だ」と宣告され、悩みに悩んだ末、家出するしかないという結論に至ったそうです。

確かに父はマザコン気質だとは子ども心に思っていましたが、母がそのことでここまで悩んでいたとは思わず、父に呆れるとともに母に申し訳ない気持ちになりました。「離婚したい」という母に対し、もちろん父は反対していました。私と兄もはじめは戻ってきてほしいと思っていましたが、母の意志は固く、何よりもその男性と一緒にいるときの方が母は明るく、幸せそうに見えました。今までずっと悩んできた母に自宅に戻ってくれとは言えず、最終的には私と兄で父を説得して離婚届に判を押させました。

あれから20年が経ちます。母は男性と結婚し2人で仲良く暮らしています。私と兄は今でも母と連絡を取ったり、たまに会いに行ったりしています。父は現在、一人暮らしで会社を退職してから第二の人生を謳歌しています。

あの時、探偵に依頼していなかったら、母は見つかることはなかったでしょう。母を見つけてくださった探偵の方には本当に感謝しています。

現代ではインターネットの検索履歴やSNSのアカウントなどを使って、行き先に目星をつけることも可能になりました。高い確率で家出人は見つかっていますので、家出人を探している方はぜひ探偵事務所に依頼してみてはいかがでしょうか。

 

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