探偵ブログ

パワハラによるうつ病を理由に労災申請した社員。しかし…?

パワハラによる精神的な被害は非常に深刻。近年ではパワハラによる労災認定も増加しています。しかし、中にはそんな風潮を悪用し、パワハラをでっちあげるケースも。今回は、パワハラ申請した社員の嘘を探偵の調査で見抜いたケースをご紹介します。

※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。

 

身に覚えのないパワハラ申請で社内はパニック

相談者:60代男性 職業:自営業

ある日、30代の男性社員が私の元に一通の封書を持ってきました。中を開くと心療内科の診断書。「重度の心身疲労。長期の休養を要す」と記載されています。何か悩みでもあるのか、と思っていると「部長にパワハラを受けたことにより、うつ病寸前です。労災申請します。場合によっては裁判も考えています」とのこと。

「え?あの温厚な人間がパワハラ…?」とびっくりしていると、彼は

「今も動悸が酷く、立っているのがやっとです。これ以上ここにいると発作が出てしまう。労災の手続きをお願いします。私はしばらく休職します。」と言って去ってしまいました。

早速部長を呼びだして事実確認。しかし、彼は「全く身に覚えがない」と繰り返すばかり。

他の社員に聞いても、「ありえない」と言います。

社内調査をしても、パワハラの事実は何も出てきません。その間毎日のようにその社員から

「今日も眠れなかった。死んだ方がマシだ。部長のせいだ。早く労災認定しろ、裁判するぞ」と電話がかかってきます。

しかし、部長は真面目で温厚、社内の人望も厚い人物。

「証拠もないのにパワハラを認められない」と伝えると

「診断書が証拠だ!訴える!」と息巻くのです。

1週間もたつと部長の方が精神的に参ってしまい

「これ以上迷惑はかけられない、パワハラ認定していただいてもかまわない」と言いだす始末。すっかり途方に暮れてしまいました。

 

社員のひと言で調査依頼を決意

ある日、女子社員が憤慨した様子で私の元にやってきました。そして彼女と休職中の男性社員とのLINEでのやり取りを私に見せてきたのです。

何でも、彼女はその社員のことが心配で、毎日のようにLINEを送ってやり取りをしていたのだそうです。そこにはこう書かれていました。

「あの部長、俺がちょくちょく遅刻するのをいちいち説教してきてウザかったんだよね。なんか、優しくて女子社員に人気があるみたいで調子乗ってたし。俺ばっかり怒るのってパワハラだと思うから、診断書もらったの(笑)。社長も早く労災認定しろ、っての。毎日パチンコも飽きてきたから、労災認定されたら旅行でも行くかな」。

信じられない文章に言葉を失くしていると彼女はこう言いました。

「探偵雇って、ヤツの素行あばいてやりましょうよ!」

真面目な部長の汚名を返上するためにも、私はその案に乗ることにしました。

調査の結果、件の社員は毎晩キャバクラに通い、日中はパチンコに行っていることが判明。

早速彼を会社に呼び出し、調査結果を提示。パワハラも労災も認定することはない、裁判も辞さないと強く宣言しました。ほどなく、彼は退職、社に平和が戻りました。

まったく、あのまま探偵に調査を依頼しなければ、部長が参ってしまうところでした。

 

疑わしいときは探偵に相談を

うつ状態である、と社員に宣言された場合、その真偽を社内で確かめるのはなかなか難しいものがあります。特に休職中の社員の素行を会社で調べる、ということはほとんど不可能に近いでしょう。そんなときは迷わず探偵事務所に相談してみてください。

中央リサーチでは、お客様の相談に、迅速に対応してまいります。