探偵が調査後に制作する「調査報告書」は、離婚裁判で不貞関係の証拠となる重要なものです。
慰謝料請求するために、「調査報告書」を持っていることは大きな強みとなるはずです。
今回は、これから浮気調査を依頼する方に向けて「調査報告書」について詳しく解説していきます。
探偵が調査後に制作する調査報告書とは?
探偵社や興信所に探偵依頼すると、調査結果を時系列で分かりやすくまとめた報告書「調査報告書」を制作します。
調査で分かった全ての行動を文章と画像や動画、音声
をまとめたものが調査報告書です。
調査報告書の内容は、いつ、誰が、誰と、何をしたか分かるように、全ての調査記録を時系列で表示されます。
調査中に分かった浮気相手の行動を時間が共に明記されており、弁護士などに提出する証拠資料となります。
映像でしか分からないことはDVDを証拠にする
映像でしか伝えられない浮気相手の特徴などは、調査報告書と合わせてDVDを制作して証拠の資料にします。
映像は、二人が訪れた場所、ラブホテルから出てくる瞬間、二人の動きを確認することができます。
報告書は静止画が時系列で並びますが、調査中に撮影した映像をまとめて編集したDVDがあれば、強い証拠となるはずです。
内偵調査や潜入調査時に録音した音声データもあり
内偵調査や潜入調査にて入手した音声データを使用することもあります。
例えば、二人が店内で会話をしている声、室内での性行為の漏れる声などがあれば強い証拠となります。
ラブホテルよりもシティホテルの壁は薄いため、音漏れがして音声データを入手できるケースが多いです。
出張が多い場合、フリータイムがわかっている場合は探偵に多くの情報を伝えておくことが大切です。
調査報告書に時効はある?
調査報告書を元に慰謝料請求する場合は、慰謝料請求の時効は「配偶者の不貞行為および浮気相手を知った時から3年以内」と決められています。
不貞関係の証拠を入手したら、3以内に慰謝料請求しなければ、調査報告書が無効になってしまうため注意が必要です。
浮気調査が終わり、調査報告書を受け取るとホッとしてしまい、裁判を起こすことを忘れてしまうケースも少なくありません。
慰謝料請求するならば、期限が決められているので早めに行動に移すことが大切です。
3年を過ぎると、探偵に依頼したことが無駄になってしまうので注意しましょう。