近年は、個人や企業から身辺調査や警戒業務の依頼は増えており、探偵になりたい、探偵事務所で働きたいと思っている方も多いようです。
探偵になるには資格は必要なのか、どうするば探偵事務所に就職できるのか気になる方も多いのでは?
今回は、探偵の仕事に必要な資格、雇用形態や働き方についてご紹介しましょう。
探偵には国家資格や公的な試験はない
日本においては、探偵になるための特別な資格、国家資格、公的な試験はありません。
アメリカやヨーロッパでは資格が必要とされますが、
日本では探偵業には資格なしでも問題ありません。
ただし、探偵としての技能を証明する資格「探偵調査士検定」や「探偵業務管理者検定」といった民間資格は存在します。
探偵として現時点のスキルチェック、業界の健全化、能力向上を目指して実施されています。
探偵業の社会的な評価を上げるためには民間の資格を保有していると有利になるでしょう。
探偵事務所を開業する際は公的機関への届出が必要
探偵事務所を開業する際には、公的機関に届け出をする必要があります。
探偵業は、個人や企業組織などを対象に法律の範囲内で隠蔽された事柄、不正行為なども調査します。
依頼人の民事上の問題の解決に協力することが多く、調査の対価として金銭的な報酬を受け取ります。
探偵の就職先・労働形態は?
探偵の調査員は、探偵会社に就職するケース、独立するケースがあります。
探偵学校で学び、卒業後は探偵事務所の調査員として探偵業務に携わり、社会で活躍することになります。
労働形態は社員またはアルバイトとして働いたり、独立して仕事をする人もいます。
まずは探偵会社で探偵業界の知識を深め、個人のスキルを高めて経験を積み、独立する形が多いです。
探偵会社に入社すると、実務を通じて業務を覚えたりノウハウや独自の技術を身に付けることができます。
意欲と誠実さがあり、体力にも自信があって、一般常識が備わっていれば、探偵に向いていると言えます。
経験を積めば独立もできる
探偵学校で探偵としての基礎知識や技術を身に付けて、探偵会社でノウハウや経験を積むと、独立開業も目指すことができます。
特殊な仕事のため、比較的離職率が高い職業ですが、未経験からでも独立できる夢のある仕事とも言えます。
探偵業に対する意欲、体力、人間性が合っている方は、スキルと実績を積み重ねて独立開業を目指してみてはいかがでしょうか。